2026年3月5日木曜日

2026/03/04 FT8受信データ レポート

2026年3月4日  JI1ALP環境下(FTDX-10 モービルWHIP 北側ベランダ30mH JTDX)によるFT8受信ログ(28.074 MHz )17時20分~19時15分間 を分析し、電波伝搬の状況をエンティティ、Zone、大陸別にまとめてみた。


エンティティ・大陸別分布

大陸

受信数(ユニーク・コールサイン)


アジア (AS)

  48


ヨーロッパ (EU)

  18


オセアニア (OC)

  9


アフリカ (AF)

  1


合計

  76




エンティティ (Entity)

プレフィックス

CQ Zone

大陸

主な入感状況

中国 (China)

BY / B

24

AS

圧倒的な信号強度で広範囲から入感


ロシア (Asiatic Russia)

UA9 / R9

17, 18

AS

北西方向からのパスが安定


インドネシア (Indonesia)

YB / YC

28

OC

強力に入感


ボスニア・ヘルツェゴビナ

E7

15

EU

ヨーロッパの入り口として確認

スロベニア (Slovenia)

S5

15

EU

短時間のオープンながらデコード成功

ブルガリア (Bulgaria)

LZ

20

EU



オーストラリア (Australia)

VK

30

OC

VK5/VK4等、南部・東部が安定


カナリア諸島 (Canary Is.)

EA8

33

AF



ログを見ると、中国各局のCQが滝のように流れ、その合間を縫うようにして、地中海沿岸やアフリカ西海岸の珍しいエンティティが顔を出していた。
19時台にデコードされた EA8(カナリア諸島)には驚き。
よく受信できたもんだ、北側ベランダのWHIP ANTで。

強力な局が並ぶ中で、信号強度が-15dBから-20dB付近で変動している局が、自分環境下ではQSO成立への限界だと感じている。

これから、さらにコンディションは上昇する見込みで、JTDXデコーダーの動きを追うだけでもワクワクするような日々が続く。
まだ見ぬエンティティが鮮やかに描かれることを願う。

2026年3月4日水曜日

マイナ保険証

紙やプラスチックの健康保険証の時代は幕を閉じ、国は「マイナ保険証」を基本とする仕組みへと完全に舵を切った。

少子高齢化が進む日本において、医療現場の逼迫は避けて通れない課題だ。
少ない人数で質の高い医療を提供するため、国が進めているのが「データヘルス改革」である。

マイナ保険証はその中核を担う。
私たちの生活がどう便利になったか、を整理してまとめてみた。

1. 「忘れた」がなくなる、正確な診療

最大のメリットは「情報の共有化」だ。本人が同意すれば、過去に処方された薬や特定健診の結果が、瞬時に医師や薬剤師の画面に共有される。
これにより、「あの、青い粒の薬を飲んでいて……」といった曖昧な記憶に頼る必要がなくなり、正確なデータに基づいた、より安全な診療が可能になる。

2. 財布と心に優しい「限度額適用」

大きな怪我や病気で入院した際、支払額が跳ね上がる不安は誰にでもある。
従来は「限度額適用認定証」を事前に役所で申請しなければならなかったが、マイナ保険証があれば、窓口での同意だけで支払額が自動的に上限内に抑えられる。
この「手間いらず」は、有事の際に非常に心強い。

私と妻は2025年に検査、手術、入院を繰り返し医療費が膨れ上がったが、自動的に「限度額適用認定証」の恩恵を受け、家計が大きく助かった。
(以前は書類を作成、提出が必要であった)

3. 緊急時、あなたの「命のデータ」を繋ぐ

救急搬送された際、意識がなくてもマイナ保険証から必要な医療情報が確認できれば、迅速かつ適切な処置が可能になる。
さらに、転職や引越しによる「保険証の空白期間」に悩まされることもなくなる。これは、インフラとしての大きな進化と言える。

メリット・デメリット比較

項目

従来の保険証

マイナ保険証

事務手続き

転職・引越し時に再発行と待機が必要

手続き不要で即座に継続利用が可能

診療の質

お薬手帳なしでは情報の正確性に欠ける

過去のデータに基づいた確実な医療

窓口での支払い

高額療養費の認定証申請が必要

同意のみで上限額以上の支払いが不要

セキュリティ

顔写真がなく、他人のなりすましが可能

顔認証と暗証番号で厳格に本人確認

懸念点

特になし

紛失リスク、システムの安定性への不安

新しい仕組みには不安がつきものだが、デジタルによる質の高い医療サービスを賢く享受することが、現代を生きるスマートな選択であると言えるだろう。

2026年3月2日月曜日

2026/ 03/01&03/02 夕方と朝の28MHz 

あいかわらずのシャック(JI1ALP)から、FTDX-10(50W)+ モービルWHIPで楽しむ28MHzのレポート。

2026年3月1日夕方、28MHz帯ではモルドバやボスニア・ヘルツェゴビナといった東欧諸国が顔を出してきた。
FT8のデコード画面に流れる「KN46」「JN94」といったグリッドロケーターが、遠く離れた異国の地との繋がりを実感させてくれる。運用時間が遅く、多くのQSOはできなかった。

そして日付が変わり、出勤前の朝はアメリカ本土へのパスが到来した。

特筆すべきはアラスカ(KL5)から届いた「-06」という強力なレポート。さらに、カリフォルニアの局からは「+05」のレポートをもらうなど、ハイバンドならではの突き抜けるような伝搬を堪能することができた。














サイクル25の恩恵をフルに受けている今、10mバンドは初心者からベテランまでが等しくDXの興奮を味わえるフィールド。
太陽活動が安定、回復基調になりつつあり、CWやSSBでもガンガンQSOできる日が来る。

きっと来る。

そこには、まだ見ぬエンティティがあなたを待ってる。

FB DX! 

早春の28MHz FT8 — ユーラシア大陸を駆け抜ける電波の架け橋

2026年2月28日の週末土曜日、28.076MHzのFT8モードで充実した午後を過ごした。

冬の寒さが和らぎ始めたこの日、10mバンドのウォーターフォールは、午後3時を過ぎた頃から活気に満ち溢れた。
最初に姿を見せたのは、近隣の中国やアジア・ロシアの局。その後すぐにシベリアを越え、ウラル山脈を飛び越える電波が次々とデコードされ始めた。

PHOTP:交信エンティティ集計


今回のログ分析で驚かされたのは、わずか数時間の間に11ものロシア局、そして7つのウクライナ局とコンタクトできたこと。
さらに夕暮れ時(JST 18:00過ぎ)には、フランス(F1PBZ, F6EQZ等)や北マケドニア(Z35YL)といった遠方の信号も鮮明に浮かび上がった。

特筆すべきは、出力50Wという標準的なパワーでも、これほどダイナミックに世界と繋がれるFT8のポテンシャルだ。
ソーラーサイクルの好調さを実感する、まさに「10mバンドの黄金期」を象徴するような1日となった。

春の足音が聞こえる今、ぜひ28MHzを覗いてみてほしい。
そこには、地球の裏側まで続く見えない電波の道が、あなたを待っている。

2026年3月1日日曜日

50Wで切り裂く北米の空! ARRL DX CW コンテスト参戦記

2026/02/21-23 ARRL DX CONTEST に参加した。

昔から好きなコンテストの一つであり、WAS狙い、スキルの向上に欠かせないコンテスト。

米国のコンテストステーションは強力な信号、耳の良さ、スマートなオペレーションで憧れの的である。

今回は Low Powerカテゴリー(50W)にモービルWHIPアンテナで挑戦した。
結果は以下の通り。

Band     QSOs     Pts  Sec  

           7      24      72    9   

          21      55     165   23  

          28      24      72    7   

       Total     103     309   39   

        Score : 12,051

獲得した州・プロビンス (Multipliers)

28 MHz AZ, CA, MT, NM, OR, TX, WA

21 MHz AZ, BC, CA, CO, FL, GA, IA, ID, MA, MD, MI, MO, NC, ND, NH, NM, NY, OR, PA, SK, TX, WA

7 MHz AZ, BC, CA, CO, MT, NM, OR, TX, WA













PHOTO:使用したモービル WHIP ANT  30mh

今回の戦略は「ハイバンドのコンディション変化に食らいつく」こと。
特に21MHz帯では、サイクル25の恩恵をフルに受け、50Wの信号がニューヨークやマサチューセッツといったアメリカ東海岸まで届いた瞬間は、まさにコンテストの醍醐味を感じる瞬間であった。

• 21MHzの爆発力: 日本時間の朝、グレーラインのタイミングで東海岸のビッグステーション(W3LPL, K1TTT等)を一撃で仕留めた快感。

• 40mの粘り: 夜間の7MHz帯でも、西海岸を中心に9マルチを確保。QSB(信号の浮き沈み)との戦い。CWならではの解読力でスコアを積み上げた。

一方で、14MHz帯へのアプローチが課題として残った。
次回の目標は、全バンド合計で50マルチ超え。

パワーの差を「タイミング」と「運用技術」でカバーする、これこそが小電力運用の美学だと再認識した週末であった。

近況報告 長い沈黙を破って ― 家族と健康、そして再び無線機の前へ

皆様、大変ご無沙汰しております。JI1ALP です。

ここしばらくの間、当ブログの更新が止まり、オンエアの機会も途絶えておりました。
Clusterやコンテストで私のコールサインを見かけないことを不思議に思われていた方もいらっしゃるかもしれません。

実はこの数ヶ月、私にとって人生の大きな「QRT(閉局)」を余儀なくされる出来事が重なっておりました。


・自身の闘病と手術

私自身、狭心症との診断を受け、その治療と手術に専念しておりました。心臓という命の根幹に関わる部分であり、一時は無線機のマイクを握る力どころか、シャックの椅子に座ることもままならない日々が続きました。


・家族との時間

さらに重なるように、長年私を支えてくれている妻も入院・手術を受けることとなりました。
夫婦二人三脚で病と向き合う時間は、アマチュア無線という趣味から完全に離れ、ただ一日一日を無事に過ごすことだけを願う日々でした。

・義父の死
2月に長年お世話になった義父が亡くなりました。
妻はもとより、義母やその家族、私の子供たちも大きな悲しみに包まれました。

・趣味のありがたさを再確認

病床でふと考えたのは、ノイズの向こう側に聞こえる遠くの国の信号や、コンテストでのスリリングなパイルアップのことでした。以前は当たり前だと思っていた「無線ができる環境」がいかに尊いものだったか、改めて痛感いたしました。

幸いなことに、現在は私・妻ともに術後の経過も良好で、少しずつではありますが、日常生活を取り戻しつつあります。

まだ長時間のオペレートや長時間のコンテストなどは難しい状況ですが、体調と相談しながら、徐々に無線機に火を入れていきたいと考えています。「JI1ALP」の信号が再びバンド内に聞こえましたら、ぜひ以前と変わらず、あるいは以前よりも温かく、お声がけいただければ幸いです。

73 to All!

JI1ALP



2025年10月29日水曜日

東京CWコンテスト

2025/10/26実施の「東京CWコンテスト」に参加した。

参加部門は都外電信 430MHzバンドとし、全市全郡・オール千葉・東京CWと引き続き430MHzでの局数稼ぎとアンテナの性能チェックを行ってみた。

結果は以下の通り。

RIG:IC-9700 50W

ANT:南側ベランダ 7ELE 八木 2ELE八木 南側ベランダ モービルWhip 

SOFT: CTESTWIN

























































(南側ベランダ 7ELE & 2ELE) 

課題
・9時台は妻との家事都合があり、ほぼ休憩となった。
 昨年の都外電信 430MHzバンド部門1位のスコアはクリアした。
 しかしながらライバルは多い予感。

・ベランダでのアンテナ強化(多素子化)
 10~15ELEにして富士山ビーム」や長距離を稼ぎたい。

・北側ベランダ(南側より建物の影響が大きい)の 
 Whip ANTが意外と広範囲に聞こえた。
 「筑波山ビーム」も試してみたい。

・144/1200MHzでの局数稼ぎとアンテナ性能チェックを行いたい。


雑感
IC-9700のCWセミブレークインはうるさい。(ヘッドフォーンしてると気にならないが)
早朝6時からのスタートなのでANT・同軸設置は前日に済ませておきたい。
CTESTWINの使用も慣れてきたが、長年利用してきたN1MMを国内コンテストで利用できるように設定にチャレンジしたい。
天気の良いコンテスト日は、南側ベランダに洗濯物が並ぶので妻との家庭内SWRを高めることなく運用で来るよう努力する。

Enjoy CONTEST!