KCJコンテスト に参加した
24時間のコンテストのうち、参加できたのは実質6時間。それでも172局・87マルチ・15,138点と、当局としては悪くない結果になった。フルタイムで張り付けなくても、バンドの選び方さえ間違えなければコンテストはちゃんと楽しめる。今回はそれを再確認した回だった。
まずは結果から
| Band | QSOs | Pts | Multi |
|---|---|---|---|
| 1.9MHz | 17 | 17 | 13 |
| 3.5MHz | 19 | 19 | 13 |
| 7MHz | 102 | 103 | 41 |
| 14MHz | 23 | 23 | 14 |
| 21MHz | 1 | 2 | 1 |
| 28MHz | 10 | 10 | 5 |
| TOTAL | 172 | 174 | 87 |
スコアは 174 × 87 = 15,138点。運用時間は5.79時間、平均30.2局/時間だった。
シングルオペ・マルチバンド部門、リグは FTDX-10 を50W、アンテナは 釣竿(Fish Rod)+ATU、30mh。ロガーは CTESTWIN。50MHzはアンテナを設置できず、今回はあっさり断念した。マンションのベランダ運用は、こういうところで潔さが求められる。
ポイント① 7MHzが完全に主戦場だった
172局のうち102局、実に6割が7MHzである。マルチも41と、全87マルチの半分近くをここで稼いだ。17時台から20時前まで、ほぼ7MHzに居座っていた計算になる。
国内コンテストの7MHzは、たとえるならお盆の高速道路だ。とにかく車(局)の数が多い。混んでいて呼び負けることもあるが、走っている限り必ず前に進む。短時間参加なら、悩まずここに時間を注ぐのが正解だと改めて思った。
ポイント② ハイバンドは「開いていなかった」ではなく「終わっていた」
スタートした15時台は28MHzがまだ少し開いていて、6局ほど拾えた。21MHzに至っては RC0CD の1局のみ。これがそのまま1マルチである。14MHzは23局と、それなりに国内が飛んでくれた。
8月中旬のこの時間帯、Eスポの残り香を拾いにいく感覚だった。閉店間際のスーパーの惣菜コーナーみたいなもので、あるにはあるが、選べるほどは残っていない。17時過ぎにもう一度28MHzを覗いて4局追加できたのは、望外の収穫だった。
ポイント③ ローバンドは「局数」より「マルチ効率」
1.9MHzは17局で13マルチ、3.5MHzは19局で13マルチ。局数こそ少ないが、呼んだ局のほとんどが新しいマルチになるのがローバンドの強みだ。7MHzのマルチ効率が4割程度なのに対し、1.9MHzは7割を超えている。
スタンプラリーでいえば、7MHzは人気スポットで行列に並ぶようなもの。対して1.9MHzは、人は少ないが行けば必ず未押印のスタンプがある穴場だ。20時台にローバンドへ降りたのは、時間配分としては正解だった。もう少し早く降りてもよかったかもしれない。
途中、XYLより買い物指令が下る
ログを見ると、15時56分から17時04分までぽっかり穴が空いている。これは電離層のせいではない。XYLからの買い物指示である。
14MHzで九州や北海道と楽しくやっていたところに「近所のスーパー、行ってきて」の一声。コンテスト中だから、とは言えないのが家庭内の電波法令というものだ。素直にヘッドホンを外し、近所のスーパーへ向かった。
そもそも今回の参加が土日を通して6時間ほどにとどまったのも、家事都合による。だが不思議なもので、時間が限られているとかえって集中する。「今日はこの時間だけ」と決めた運用は、ダラダラ24時間張り付くより濃いのかもしれない。買い物から帰ってきて再開した17時台からの2時間が、今回いちばん密度が高かった。
まとめ - 短時間参加のすすめ
50MHzは出られず、ハイバンドも細く、家庭の事情で細切れ。条件だけ並べれば散々だが、終わってみれば15,138点で、しっかり楽しめた。
DXではBH4HKZ(中国)とRC0CD(アジアロシア)に拾ってもらえたのも、50Wと釣竿アンテナにしては上出来だ。
コンテストは「フル参加できないなら出ない」と考えがちだが、そんなことはない。数時間でも出れば、ログにはその日の電離層と、その日の暮らしが残る。買い物に行った68分の空白も、いま見返せば立派な記録である。
次回は50MHzのアンテナをなんとかしたい。それが当面の宿題だ。
交信した各局、ありがとうございました。
73 de JI1ALP




