はじめに
今年も CQ WPX CW コンテスト(2026年5月31日(土)〜6月1日(日))に参加した。
機材は FTDX-10 + 50W、アンテナは 30m 高のモービルホイップと釣竿アンテナというシンプルな構成。"飛ばすなら工夫次第"という精神でバンドに上がった。
カテゴリーは SINGLE-OP / ALL BAND / LOW POWER / ASSISTED / CW。
結果は 100 QSO、18,216 点。昨年からの積み上げを感じる内容だった。
設備
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| リグ | FTDX-10 |
| 出力 | 50W |
| アンテナ | モービルホイップ(30m 高)、釣竿アンテナ |
| ロギング | N1MM Logger+ 1.0.11229.0 |
バンド別結果
| バンド | QSO | Pts | WPX |
|---|---|---|---|
| 3.5 MHz | 1 | 1 | 1 |
| 7 MHz | 2 | 3 | 1 |
| 14 MHz | 18 | 42 | 14 |
| 21 MHz | 76 | 152 | 70 |
| 28 MHz | 3 | 9 | 2 |
| 合計 | 100 | 207 | 88 |
スコア:18,216点
21MHzが主戦場
今回の運用で存在感を放ったのが 21MHz。全 QSO の実に 76% をこのバンドで稼いだ。
コンテスト序盤から国内Eスポ(Sporadic-E)が開け、21MHz でのランニングが気持ちよく回り出した。
JA 各局、HL、BY とテンポよく交信できたのは、この国内 Es のおかげだ。
しかし DX 局に向けてランニングを試みると、一転してなかなか呼ばれない。
50W+ホイップという構成の壁がここで顔を出す。それでも粘って 76 QSO を積み上げたのは、バンドのオープンをうまく拾えたからこそだろう。
🌍 ハイライト① アフリカとの交信!
今回の 最大のハイライトがコンゴ共和国(TN: TN8GD)との交信。
QSO No.76、21.070MHz で見事に捕まえた。
アフリカへの電波伝搬はコンディション・タイミング・運が三位一体。
50W のモービルホイップでアフリカに届く瞬間は、ハムをやっていて本当によかったと感じる。
🏝️ ハイライト② ガラパゴス諸島が強力!
もう一つ印象に残ったのが ガラパゴス諸島(HC8M)の強さ。
28MHz でも 21MHz でも、シグナルは文句なしの 599。
HC8M はコンテスト中に複数回コールが聞こえ、そのたびに引き付けられるほどのビッグシグナルだった。
14MHz と 28MHz の印象
-
14MHz(18 QSO):主にヨーロッパ各局と繋がった。9A、OK、LZ、HA、SM…なかなかの顔ぶれ。夕方から夜にかけて開き、クロアチアやポーランドの強い局が次々と呼んでくれた。
-
28MHz(3 QSO):HC8M(ガラパゴス)と PT5J(ブラジル)、CE3CT(チリ)。南米が見事に開けた瞬間をしっかり掴んだ。
今回の反省と気づき
-
DX 向けランニングの壁:国内 Es が開くと国内局に埋め尽くされ、DX 局にはなかなか届かない。パワーと指向性アンテナの組み合わせがあれば…という場面は多かった。
-
アンテナの可能性:30m 高のモービルホイップでアフリカに届いた事実は、設置環境の可能性を改めて教えてくれた。工夫と運用テクニックでここまでできる。
-
100 QSO 達成:区切りの数字として、まずは満足の行く結果。次はスコアと WPX マルチを意識した作戦を立てたい。
まとめ
50W + モービルホイップ+釣竿アンテナというミニマムな構成で、
アフリカ(TN)・ガラパゴス(HC8M)・南米(PT5J、CE3CT)をはじめとする 88 マルチ、100 QSO を達成。
電波は正直だ。アンテナの高さと運用テクニック次第で、ミニマムな設備でも世界は広がる。
来年はアンテナを少しでもグレードアップして、再び WPX に挑戦したい。
73 de JI1ALP
ブログ:ji1alp.blogspot.com
Twitter:@JI1ALP
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