2026年6月6日土曜日

「CQ WPX CW 2026 参戦記 — 21MHzで勝負!アフリカまで届いた50W!」

はじめに

今年も CQ WPX CW コンテスト(2026年5月31日(土)〜6月1日(日))に参加した。

機材は FTDX-10 + 50W、アンテナは 30m 高のモービルホイップと釣竿アンテナというシンプルな構成。"飛ばすなら工夫次第"という精神でバンドに上がった。

カテゴリーは SINGLE-OP / ALL BAND / LOW POWER / ASSISTED / CW
結果は 100 QSO、18,216 点。昨年からの積み上げを感じる内容だった。


設備



項目 内容
リグ FTDX-10
出力 50W
アンテナ モービルホイップ(30m 高)、釣竿アンテナ
ロギング N1MM Logger+ 1.0.11229.0




バンド別結果

バンド QSO Pts WPX
3.5 MHz 1 1 1
7 MHz 2 3 1
14 MHz 18 42 14
21 MHz 76 152 70
28 MHz 3 9 2
合計 100 207 88

スコア:18,216点


21MHzが主戦場

今回の運用で存在感を放ったのが 21MHz。全 QSO の実に 76% をこのバンドで稼いだ。

コンテスト序盤から国内Eスポ(Sporadic-E)が開け、21MHz でのランニングが気持ちよく回り出した。
JA 各局、HL、BY とテンポよく交信できたのは、この国内 Es のおかげだ。

しかし DX 局に向けてランニングを試みると、一転してなかなか呼ばれない。
50W+ホイップという構成の壁がここで顔を出す。それでも粘って 76 QSO を積み上げたのは、バンドのオープンをうまく拾えたからこそだろう。


🌍 ハイライト① アフリカとの交信!

今回の 最大のハイライトがコンゴ共和国(TN: TN8GD)との交信
QSO No.76、21.070MHz で見事に捕まえた。

アフリカへの電波伝搬はコンディション・タイミング・運が三位一体。
50W のモービルホイップでアフリカに届く瞬間は、ハムをやっていて本当によかったと感じる。


🏝️ ハイライト② ガラパゴス諸島が強力!

もう一つ印象に残ったのが ガラパゴス諸島(HC8M)の強さ
28MHz でも 21MHz でも、シグナルは文句なしの 599。
HC8M はコンテスト中に複数回コールが聞こえ、そのたびに引き付けられるほどのビッグシグナルだった。


14MHz と 28MHz の印象

  • 14MHz(18 QSO):主にヨーロッパ各局と繋がった。9A、OK、LZ、HA、SM…なかなかの顔ぶれ。夕方から夜にかけて開き、クロアチアやポーランドの強い局が次々と呼んでくれた。

  • 28MHz(3 QSO):HC8M(ガラパゴス)と PT5J(ブラジル)、CE3CT(チリ)。南米が見事に開けた瞬間をしっかり掴んだ。


今回の反省と気づき

  1. DX 向けランニングの壁:国内 Es が開くと国内局に埋め尽くされ、DX 局にはなかなか届かない。パワーと指向性アンテナの組み合わせがあれば…という場面は多かった。

  2. アンテナの可能性:30m 高のモービルホイップでアフリカに届いた事実は、設置環境の可能性を改めて教えてくれた。工夫と運用テクニックでここまでできる。

  3. 100 QSO 達成:区切りの数字として、まずは満足の行く結果。次はスコアと WPX マルチを意識した作戦を立てたい。


まとめ

50W + モービルホイップ+釣竿アンテナというミニマムな構成で、
アフリカ(TN)・ガラパゴス(HC8M)・南米(PT5J、CE3CT)をはじめとする 88 マルチ、100 QSO を達成。

電波は正直だ。アンテナの高さと運用テクニック次第で、ミニマムな設備でも世界は広がる。
来年はアンテナを少しでもグレードアップして、再び WPX に挑戦したい。

73 de JI1ALP

ブログ:ji1alp.blogspot.com
Twitter:@JI1ALP